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2021-09-30

そこにあるのは、「悲しい」というよりもただ「ありがとう」という感情だった

こんにちは。世田谷の撮影スタジオ「 Studio Heartbeat 」代表チカザワです。

本日は昨日のゴルフの写真の編集作業、そして先日の動画編集。
ずっとPCの前で1日が終わりましたが、前者は納品済み、後者は95%の進捗といった感じでしょうか。

動画も楽しいですね。写真だと「ここだ!」といったシーンでシャッター切っているととてもテンションが上がって楽しいのですが、動画はそれが連続して味わえるのです。瞬間を捉えるか、時間の連続を捉えるかの違いですが、同じことです。

特に、最近の動画むけの機材は優秀なので、自分みたいにワンオペカメラマンでもかなり楽に良い素材が手に入ります。

編集作業も楽しい、楽しい。仕事以外でもハマりそうです。

Studio heartbeat
近所のお花屋さんの窓際。世田谷は招き猫が有名で、よく見るのですが一際派手です。

さて、本日人間で言うところの49日。猫のです。

猫に49日とかあんの? って感じですが、こう言うのはいなくなった存在より、残された人間が救われるためにあるイベント(!) だと思っているので、適当でいいんです。自己都合。

そもそも、無宗教とか言いながら、都合のタイミングで仏教も神道もキリスト教も信仰してるので、問題なし。

studio heartbeat
白黒猫を見るたびに、愛猫を思い出す日々

タイトルにもあるのですが、49日を迎え、思い出すのは猫が旅立った日のこと。

最期の瞬間を迎える時には、きっと「悲しい」という感情に支配されるんだろうな、と思っていたのだけど、実際はそうでもなく、「ありがとう」と言う感謝の感情でした。

49日経っても、たまに白黒猫を何かで見かけたり、ネットなんかで垂れ流しにされている猫ストーリーに触れるたび、シンミリとはするのですが、ダメージは案外少ない気がします。

今年の新年、1月1日に救急病院に深夜に連れていって、心臓病が発覚し、「いつ死んでもおかしくない」と宣告はされていたので、半年以上かけて覚悟をしていたし、精一杯できることをやろうとやりきっていたのも、心が救われているのかもしれないです。

また、非常に飼い主思いの猫でした。

最後に大病を患ってしまったものの、白血病のキャリアであること以外は全くといって良いほど、病気知らずの猫でした。

また、こだわりがないのか、割と素直に変化を受け入れてくれる猫でしたね。なぜかチュールを筆頭に柔らかいフードは最後まで口にしなかった妙なこだわりはありましたが。

徐々に弱っていったものの、旅立つ3日ぐらい前までそれなりにご飯は口にしていたし、当日までトイレを自分でし、息を引き取る数分前まで水を自分で飲んでいました。

半年間、ずっと気分はすぐれなかったんだろうけど、本当に苦しかったのは旅立つ数分間だったんじゃないかな。

直前まで自分で動けていたし、死にかけの猫なんて、痩せてグッタリして、もう、みるのも可哀想な状態になるもんだと思っていたけど、うちの猫は体重も1キロ程度しか落ちなかったし、ほんと丈夫な猫でした。

最初は3種類だった薬も、最終盤は8種類ぐらいに増えていて、利尿剤も大量に投与していたのですが、腎臓の値が悪くなるどころか、最終的には平常値にまで下がっているとかいう謎っぷり。

心臓病になんて罹らなければ、きっと相当長生きしてくれたんだろうな、と。

最後は自分の目の前で、妻の腕の中で旅立っていきました。先日まで関西に出張に行っていた身としては、本当に待っていてくれたんじゃないかと思う。最期の瞬間まで、親孝行な猫でした。

保護猫として引き取る際に出会ってくれたのも「ありがとう」だし、13年と2ヶ月、暮らしてくれて「ありがとう」、最後も看取らせてくれて「ありがとう」

まあ、猫は旅立ってしまったけど、一緒に暮らした事実も思い出も無くなる訳じゃなし、また遠いいつの日かに会えるのを楽しみにしています。

なんか、朝、朧げに足元に猫の存在を感じたのですが、気のせいかもしれないけど、気のせいじゃないのかもしれない。

Studio Heartbeat 近澤幸司 -チカザワコウジ- 個人作品サイト

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