2021-10-01

サヨナラ。サヨナラ歌舞伎町

こんにちは。世田谷の撮影スタジオ「 Studio Heartbeat 」代表チカザワです。

さて、意味深なタイトルをつけてしまいましたが、別に夜の仕事から足を洗うとかいう事情じゃないし、掲示板のXYZの依頼を受けなくなるわけじゃない(古い) のです。

約4年間、歌舞伎町にあるクライアントの事務所の半分をスタジオとして間借りしていたのですが、今月中頃にそこを引き払うことになりました。

で、本日はそこを出るため、要るものと要らないものの仕分けに行ってきました。

この台風の中で…。

自分の現在の本拠地はここのブログの本体を見ればわかるように、昨年末から世田谷にあります。
それでも、引き続いてのクライアントで新宿近辺の方が都合のいい人たちがいたので、こちらもある程度の機材を残して、存続させてもらっていました。

こちらでは色んな撮影を経験させてもらいましたね「こんな感じの写真が撮りたいです！」とキラキラした目で海外のファッション誌に載っているハイブランドの広告を持ってきて、それを再現しつつもオリジナリティを追求するような日もよくありました。

ああいうブランドの写真って、シンプルなようで滅茶苦茶難しい撮り方をしていたり、難しいようで本当に難しかったり、それこそ名前だけで仕事のとれるクリエイターたちが作り上げているビジュアルなので、それを真似するってそれだけでかなり骨の折れる作業でした。

まあ、そんな日々を繰り返すことによって、自分のカメラマンとしての技術はかなり鍛えられたと思っています。

おかげさまで、雑誌なんかで面白い写真や、pinterest なんかを眺めていても、大体が自分でも再現できるビジュアルなんじゃないかと思えるほどは自信があります。

さて、スタジオを出るにあたって問題なのが、機材をどうするか。

世田谷の方は2年かけて完全に機材が揃ってしまったので、新宿に残していた方は世田谷に追加で必要か、となるとむしろ場所をとって邪魔になるぐらいの量。

Facebook で声をかけると、予想外に反応があったので、一部は引き取ってもらえそうなんですが、きっと残るので、それらはどうしようかと悩み中。

思えば、前述の「こんな感じ(ハイブランド広告)に撮りたい！」リクエストに合わせて次から次へと機材を追加購入してしまったので、機材量が半端ないのです。昔から「よく機材を買うね」と仲間から言われてきましたが、別に機材が好きな訳じゃなくて、機材があることによって出来るようになる仕事が増えるのが楽しいのです。

そういえば、今日から緊急事態宣言が明けての生活。

昨年末にオープンした世田谷のスタジオなのですが、どうしても必要になりそうな時以外には積極的に人を招いての撮影はしていなかったので、これからは本格的に始動しないといけない。

気分的には機材置き場兼隠れ家的な存在のまま、1回目の更新を迎えてしまうので…。

もっと、家族写真とか記念写真的なライトな感じに使ってもいいんですけどね。